小さな画面に映り込む
白黒つけたがるタイムライン
トレンド入りして数時間
直ぐに埋もれるデジタル情報
どうせ意味なんて無いのに
なぜ生まれてきたか
あの頃に墨で書いた
虚ろな目で
この世に生まれ落ちた
疑う暇なく あどけない
夢が今は 色褪せていた
花壇を見つめ
どうせ意味なんて無いのに
なぜ生まれてきたか
あの頃に墨で書いた
虚ろな目で
この世に生まれ落ちた
疑う暇なく あどけない
夢が今は 色褪せていた
花壇を見つめ
涼しそうな君が
肩を並べて
座り込んでる
泳いだ目を逸らした
僕の隣で
東屋の中
アイス片手に
騒々しい音を立てて
僕の意志とは無関係に
太陽が昇りきっていて
君が背負うリュックに不安を
緩やかに離陸していく
青い空へと旅立つ
街の景色がぼんやりと
現実逃避して間もなく